会社の後継者へ 株主名簿の重要性と相続
大田区では親族で会社を経営されているケースは大変多いのですが、先代が亡くなった後に
後継社長が株主総会を開こうと思ったら知らない株主の名前が株主名簿に記載されている。
こんなことが頻繁にあります。
株式会社をつくるのに資本金が最低1000万円、有限会社で300万円必要であったことから、複数人で出資をすることが多くありました。また、創設者の相続を経て親族間で株を持ち合うことになったまま現在に至ることもあります。
株主が整理されないまま長い時が経つと、連絡先がわからなかったり、親族であるが面識がなかったり、不仲であったり、と株主の総意をとることが困難になります。
普段は気にならないのでしょうが、株主総会で重要な決議をしなければならない時、外部から出資を受ける時、会社を売却する時に大きな障害となります。
会社の大株主や社長さんからご相談を受けますが、すぐには解決できないんですよね。
株主って1株でも持っていると強い権利があるので、ないがしろにできない相手なんです。
なので、よくわかんない人が株主になっていることがあれば、後継者が代表取締役になる前に先代たちに協力を得て解決するのが望ましいですね。昔のことなんてわかんないですからね。
いざ社長になっていろいろやるぞ!って時につまずく大きな要因になりますから。
最後はお金の話になりますので、会社か後継者さんはお金を貯めて株式を買取れるように準備しておいてください。
お金に関係なく意地悪で株式を譲ってくれないこともありますけど。。。
株式の支配が不安定だと社長が大勝負に出たい時に障害になるということはご認識ください。
よろしければこちらをご参考にしてください。
司法書士連合会のパンフレットです。