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変わってほしい制度①

    
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変わってほしい制度①

新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークや業務のデジタル化やオンライン化が進んでおりますが、司法書士などの法律専門職では未だにアナログな作業を免れないことが多いです。

その一つが定額小為替での決済です。

菱田司法書士事務所では相続に関する業務が多いので、相続人の調査のために戸籍請求して相続人を確定する業務が毎日進行しています。

戸籍はその人の本籍地の役所に請求します。

戸籍謄本などを郵送で取り寄せる場合に小為替を買って送らなければなりません。

戸籍謄本1通が450円ですから、小為替で決済すると450円+100円がかかります。

しかも小為替は換金できる期限があります。

50円の小為替でも発行手数料は100円。 

50円の支払いのために100円を払うのは納得がいきません。

滅多にないけど。

こちらは毎日のように戸籍請求するので小為替を頻繁に買いますが、たまに必要な小為替が切れてしまっても郵便局が閉まっていたら戸籍請求作業はまた明日。急いでいる時はイラっとしますね。

さらに嫌なのは、請求した戸籍(除籍)謄本が想定よりたくさん発行されて、送った小為替が手数料に不足する場合。役所から電話がかかってきて、不足分の小為替を郵送しないと役所は戸籍謄本を発行してくれません。ツケといてくれよ!とたまに思う。

これで2、3日ロスします。

法務局(登記所)の親分である法務省は登記業務をオンライン化していますので、司法書士のような代理人が登記簿謄本の請求も登記申請もオンラインでできます。手数料や登録免許税の納税もオンライン決済です。わざわざ印紙を買って貼って法務局に持参するという手間は無くなりました。

手数料の過不足もオンライン上で解決できます。

手違いがあっても数分で解決できるのです。

各役所でも総務省でもいいので、法律専門職の代理人がオンラインで戸籍謄本の請求ができるようにしてほしいです。電子証明書は整っているのでできるのではないでしょうか。。

あと戸籍謄本などの情報も書面ではなくデータで通用するようになるともっといいと思います。

何が起こるかわからない中、司法書士やスタッフが事務所に縛られるのも変えていきたいものですね。

空き家とか、相続人不存在のケースが増えることが予想されるなら、実務レベルの話で戸籍請求のルール変更もしていかないと課題解決のスピードはでないと思います。

民間はすごいスピードで変わっているのに。がんばれお役所!

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