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ご存知でしょうか?公正証書遺言遺言の件数

    
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ご存知でしょうか?公正証書遺言遺言の件数

10万6028件

これが令和3年に作成された公正証書遺言の件数です。

この10年間8万8000件から11万3000件の間で推移しています。

およそ10万件といった感じでしょう。

参考 公正証書遺言の件数

自筆証書遺言を法務局に預ける制度(自筆証書遺言保管制度)の利用者は2020年7月の制度開始から1年で約2万件だそうです。

一方、昨年の死亡者数は145万2289人で、前年比で6万7745人増。死者数が増えるのは2年ぶりで、戦後最多となった。一方、出生数は84万2897人で1899年の統計開始以降最少となった。と厚生労働省の発表がございます。

亡くなる方は増えておりますが、公正証書遺言や自筆証書遺言保管制度を利用する人は増加傾向にあるわけではないようです。

家庭裁判所に持ち込まれる家族関係の事件数は令和3年の新受事件数は、96万7413件であり、令和2年と比較して4.4%の増加していますので、高齢化に関連する後見、遺産分割、相続放棄などの事件数は増加していくでしょう。離婚件数は緩やかに減少しているようですね。

公正証書遺言を作成しない理由

菱田司法書士事務所調べとなりますが、アンケートによりますと

1.子供や配偶者が本人に遺言書の作成をリクエストしても応じてくれない。

  応じない理由は、様々あるようです。

  例えば、

  面倒だ。

  だれに何をあげるか決断ができない。

  なんか死亡を期待されているようで嫌だ。等々

本人がやる気にならない以上しょうがないですね。本人は遺言書を用意してもしなくても状況は変わらないですからね。

奥様に感謝しているから。子供たちが困らないように。自分のできることをしておきたい。こういった価値観をお持ちでないと公正証書遺言の作成まで至らないでしょう。

2.公証役場で通帳の開示を求められたので止めた。

公証役場に相談した時に、通帳の中身を見せるように言われたので不安になり、気が進まなくなるようです。

必ずしも公証人に通帳の開示を求められるわけではないのですが、たまたま厳しい公証人に当たったのでしょうか。非常に残念です。

菱田事務所と、いつも依頼している公証人は本人の意に反して通帳の開示を求めていません。

3.自分で遺言書を書きたい。

こう言って、自分で書きました!とご連絡をいただいた人はおりません。

ですが、自筆証書遺言保管制度ができましたので、ご自身で作成される方は是非ともご利用ください。

(この前13人の相続人がいる案件で、遺言書があった!とご連絡があり、確認したらパソコンで出力されたものでしたので使用できませんでした( ノД`)…)

※ワードや一太郎で作成しても「自筆」じゃないです。

最近の相続の依頼では相続人が10名を超えることが珍しくありません。

私もスタッフも驚かなくなってきました(笑)

今亡くなる世代。80~90代の方々は兄弟が多いです。そしてお子様がいなくして相続が発生すると、あっという間に甥姪にまで相続人の範囲が広がります。

お子様がいらっしゃらないご夫婦、複数回の結婚をされてそれぞれの結婚相手の間に子供がおられる方は、本当に相談に来ていただきたいです。

心よりご相談をお待ちしております。

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