現代の相続対策
先日、とある生命保険会社の方とお話ししていて話題になったのは、今の世の中では亡くなるリスクよりも、亡くなるまで元気でいられないリスクをカバーすることが大事ですね。ということでした。
たしかに、身体を悪くすることも認知症になることもあるが、今はそこから亡くなるまでが長いのです。
どんな状態でも生きていく限り、法律上の権利・義務は普通の方と変わりはありません。
ですので、寝たきりの方でも例えば不動産の名義がその方のものでしたら勝手に処分できないし、壊したりできない。
こうやって空き家が増えていくんだなと改めて思いました。
法律としては、人間の判断能力低下に備えて成年後見制度や信託法を準備しています。
相続には遺言ですね。各法律メニューを見ると次のような図になります。
これからは、自分で好きに財産を動かせない状態が長いことを見越して、次世代、家族に負担をかけないよう対策が必要になってきますね。
誰かに面倒を見てもらわないといけないのですから、喜んで面倒を見てもらえるようにできたらいいですね。
法律職として家族が助け合える環境づくりを支援していきます。