遺言書あってよかったな!
遺言書が無いと社会問題まで引き起こす
ここ数年、大田区内でも多くの遺言書の作成に関わらせていただいてきましたが、
最近は遺言書を書いた方がお亡くなりになり、遺言書を使っていろんな遺産の相続手続き
をすることが多くなりました。 (遺言書に書かれていることを実現することを遺言執行と言います。)
例えば、遺言書(公正証書)を作成した当時80代の方は、今は90代に
なっていることもありますよね。
その方にお子さんがいない場合は、兄弟が相続人でることがほとんどなのですが、
その年代の方は兄弟が多いので、6人、7人以上の高齢者の兄弟姉妹がいて、
すでに亡くなっている方もいるとその子供が相続人になり、相続人が増えていき。。。
と、遺言書が無いと、80代以上の高齢者が集まって、故人の遺産分割協議をしないと
いけないのですよ。
でも相続人のみなさんは介護施設にいらっしゃったり、認知症が進まれていたり、
遺産分割協議なんてできない状況の方が多いのです。
こうして、遺産分割協議がなされないまま、遺産が塩漬けになり、相続登記もされず
空き家が増えている。というのが今の大きな社会問題です。
原因は?
この原因は、
①相続発生→②相続人で遺産分割協議をする→③財産の新たな持ち主を決定
②の遺産分割協議を行わなければならないのが相続の大きな問題であることは明白です。
どの方もおっしゃていますよね。
なので、
①遺言書(公正証書)をつくる→②相続発生→③財産の新たな持ち主が決定
この順番にすれば、あの遺産分割協議をしないで済みます!
遺言書を用意するだけで、相続紛争が予防できて、空き家問題も防げます!
最近のケースでは故人の相続人の兄弟が6人、中には意識不明に近い状態の方もいましたが
公正証書遺言書があったので、と遺言書の書いてあるとおりに遺産を届けることができました!
遺言書あってよかったね!