田舎の土地 相続したくない~
お盆休みの時期、ご実家で財産や相続のお話をする方も多いのではないでしょうか。
相続して財産をもらえるのは、大変ありがたいことではありますが、世の中にはもらってこまる遺産もあるわけで、その代表例が田舎の土地であります。
親が昔に買った別荘地とか、リゾート開発に投資的に購入した土地とかが世の中にはかなり存在するのです。
相続の時に、これらの土地だけ相続しないということができないので、その他の財産を相続するために、いやいや受け入れますが、わざわざ相続登記はしていません。
その結果として所有者不明の土地が増えて日本の国土の20%ほどにまでなっているのです。
国もこれを放置できなくなり、今年から「相続土地国庫帰属制度」がスタートしております。
最低でも20万円以上を国にお支払いすれば、国が土地を引き取ってくれます。
あくまでも、相続で土地を手に入れた人のための制度ですので、贈与や売買で土地を手に入れた方は対象外でありますのでご注意ください。
実際の手順は法務省のHPに記載がありますので一度ご覧いただき、結構大変だな、そんなに安く引き取ってくれるわけではないんだと感じていただければ幸いです。